「ロボット新戦略」(平成27年2月10日、日本経済再生本部決定)では、センサー、AI などの技術進歩により、従来はロボットと位置づけられてこなかったモノまでもロボット化し、製造現場から日常生活の様々な場面でロボットが活用される社会が実現するとされています。
このような中で、ロボット開発用プラットフォームROS(Robot Operating System)(※)は今や知能ロボットのプログラミングには欠かせない存在と言われており、実際にドローンのモータ制御や自動走行カート、高度な品質保証が求められる産業用ロボット等にも利用されはじめています。
このように、ROSはオープンソースソフトウェア(OSS)として開発されているロボット・フレームワークでありながら、一般的にロボットと認識されている用途以外も含めた様々な用途での産業利用への可能性を秘めています。
本勉強会では、ROSの魅力についてご紹介をいただき、パネルディスカッションなども通じてOSSの産業利用への期待等についても踏み込みながら、参加者の皆さんのROSへの理解を深めていただくことを目的に開催します。
(※) ROSは「Open Source Robotics Foundation」によってオープンソースソフトウェア(OSS)として開発されているロボット・フレームワークです。ROSは、様々な用途に対する柔軟性や再利用性を実現するため、非同期通信を用いてセンサーごとに分散制御を行う分散処理方式を採用していますが、ソフトウェア開発者がその複雑なハードウェア制御を意識しながら1からプログラムをしなくてもすむように、ハードウェア制御に必要なデバイスドライバ、ライブラリ、デバッグツール、視覚化ツール等をOSSで提供し、効率的なロボットソフトウェア開発を可能にします。また、OSSの特徴として活発なコミュニティが育っており、各種のマニュアルの整備等をはじめ、開発者同士の協力や知識の共有が行われています。
1.開催日時
令和6年8月1日(木) 14時00分~17時20分 講演、パネルディスカッション
17時20分~18時00分 情報交流会(名刺交換会、現地会場のみ)
2.開催場所(ハイブリッド開催)
現地会場:四国総合通信局 2階 会議室 (愛媛県松山市味酒町2丁目14-4)
オンライン会場:zoomウェビナーによるライブ配信
3.内容
第1部 基調講演 『ROSことはじめ ~ 通信・分散処理の仕組みを中心として ~』
講師:東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授 高瀬 英希(たかせ ひでき)氏
第2部 ROSの活用事例のご紹介
1) 『ROSのビジネス利用について』
講師:eSOL株式会社 ソフトウェア事業部 エンジニアリング本部 プラットフォーム開発部
ROS2/Autoware Technology Manager 西岡 哲志(にしおか さとし) 氏
Assistant Technology Manager 武藤 夏希 (むとう なつき) 氏
2) 『ロボットの枠を越えたROSの広範囲な活用の紹介』
講師:尾路医科器械株式会社 代表取締役 尾路 紘一(おのみち ひろかず).氏
第3部 パネルディスカッション
テーマ:『ROS(Robot Operating System)~OSS産業利用への挑戦~』
コーディネーター 高知工科大学 地域連携機構 特任教授 菊池 豊(きくち ゆたか)氏
パネリスト 高瀬氏、西岡氏、武藤氏、尾路氏
第4部 情報交流会(名刺交換会、現地参加者のみ)
4.定員、対象及び参加費
定員:現地会場30名(先着順。定員に達し次第受付を終了しますので早めにお申込みください。)
オンライン配信最大500名
対象:どなたでもご参加いただけます。
参加費:無料
5.主催
四国情報通信懇談会 ICT研究交流フォーラム
6.申込方法
参加を希望される方は、令和6年7月26日(金)までに、以下のURLの申込みフォームからお申し込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/d1c273ce257467
【送信先電子メールアドレス】
shikoku-seisaku_atmark_soumu.go.jp(四国総合通信局情報通信振興課)
(スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際は「_atmark_」を「@」に変更してください。)
[セミナーお問合せ先]
総務省 四国総合通信局 情報通信振興課 杉浦、竹森
電話:089-936-5061
電子メール:shikoku-seisaku_atmark_soumu.go.jp
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